そもそも言霊とは?
こと‐だま【言霊】
古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。
コトバンクより引用
不思議な力と聞くと少しオカルトチックになってしまいますが、古くには信じられてきた概念です。
公的な機関ではないのですがこんな実験があります。
2つの同じ種類の植物を用意して、片方には「ありがとう」もう一方には「バカ野郎」と言葉をかけ続けると、「ありがとう」と声かけした植物はすくすくと育ち、「バカ野郎」と声かけした植物は枯れたと言う物です。
他の実験もあります。
上の実験の植物を「炊いたお米」に換えるだけです。その結果も同じで「バカ野郎」の方が早く腐ってしまいました。
これらの実験は植物・米に作用したのではなく含まれている水分に反応したと思われます。これを「水からの伝言」と言います。
とまぁ、オカルトチックな話はここまでにして
実際に口に出したことが人体に影響を与えることは心理学的に説明がつくのです。
「ラベリング」「ピグマリオン効果」
ドイツの心理学者ローゼンタール氏が小学生の名簿を見ながら数人を指して「この子は天才になる」と担任教師に嘘をつきました。
そうすると「天才になる」と言われた生徒は、他の生徒より成績が大幅に上がったのです。
原因は担任教師が無意識のうちにその生徒に期待し、周りと扱いを変えていたことにあります。
この様にレッテルを張ることを「ラべリング」と言い、それに伴ういい影響を「ピグマリオン効果」と言います。
これらはオカルトの話ではなくしっかりした実験結果です。
この結果がいい方にだけ働けばいいのですが、残念ながらネガティブな効果もあるのです。
例えば一度失敗して、「自分はダメだ」とラべリングしてしまうとその後、無意識自分は劣っていると考え、劣っている自分を演じてしまいます。
そのような心理状態では色々な事を失敗するでしょう。そしてさらに「自分はダメだ」と思い込む、以下この繰り返しで本当にダメな人間が誕生してしまいます。
これらは自己暗示、引き寄せの法則以上に信憑性があり科学的にも立証できる効果なので、いい方に自分をだましていきましょう。
「自分はできる」やあるいはもっと具体的なラべリングでもいいです。まず自分は優れていると思い込み、優れた人間を演じきってしまうのが人生にとってプラスになるはずです。
結論
言霊が実際にあるかは定かではありませんが、言葉が人間に影響するのは確実。
自信を持って上手に自分をだますことができれば周りからの評価も上がっていくでしょう。
逆に悪いラべリングは絶対にしないこと、自分にも他人にも、他人を蔑んでも何も得はありません。人の魅力を高めていくようなラべリングを行いましょう。
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