あなたは目標を持っていますか。叶いそうにない夢や野望ばかりを抱いてリアリティのある目標を持っていない人はたくさんいます。
- 何となく生きていければいい
- 楽して生きたい
- 苦労しないで生きていければいい
こんな考えの人はかなり危険です。若い内はその日暮らしでも十分生きていけます。周りに仲間もいれば餓死することはありませんし、いい経験になると思います。しかしその生活を生涯続けていくのは、肉体的にも精神的にも厳しいです。
フリーターでも生きるだけならできます。仮に一生フリーターだとすれば
時給900円×8時間×26日=月収187200円。残業などで増えることを考えたとしても20万に届くかどうかです。
年収にすると2246400円、200万強 週休1日働き詰めでこの年収です。さらに歳を重ねるにつれて体もなまっていき、別の仕事を探そうとするともうダメ。
30手前で再就職、新たなアルバイトとなると年齢の壁が大きく立ちはだかります。年齢で採否を決めるのは憲法で認められていないのですが、採否を決めるのはあくまで面接官。年齢以外の理由で落とされることでしょう。残念ですがよくあるケースです。
目標を持たずに過ごしてしまうと、パッとしない人生になる可能性が高いです。目標がないと働くことに意味を見いだせなくなります。そうなれば生きる為、食べる為に働く言うなれば馬車馬となることでしょう。馬車を回すことをやめれば用済み、解雇されます。
しかし目標があれば
目標があればやるべきことがわかります。やるべきことがわかればやる気は溢れてきます。やる気があれば続けていけますし、困難に直面しても打開できる。もちろん自分のやりたいこと、目標に向かっているので何となく生きている人、とりあえず大企業に就職した人よりも充実した人生になることでしょう。
残業だって目標に向かっている実感を持てたら苦になりません。ただし上にも書いたように「楽して生きたい」「働きたくない」などの後ろ向きの目標を掲げていても行動できないので、リアリティのある目標ポジティブな目標を掲げるようにしましょう。
今日はダメでも明日なら
この本は30歳手前のフリーターが公認会計士を目指すサクセスストーリーです。物語になっているので活字を読むのが苦手な私でもスラスラと読めました。
主人公は完全にダメ人間、「楽して生きる」「何となく生きていく」ことだけを考えて30手前まで生きてきたのですが、老いとともに人生に不安を感じ始めました。あなたはどうでしょうか?このまま生きていけそうですか?
こういった類の書籍は、どうせ地頭のいい人が難関試験に合格したのだろうと思われがちですが、この人は考えるのが苦手、勉強を続けるのが苦手、努力が苦手、そんな中どのように勉強をしてどのように変わっていったかが詳しく記されています。
きっかけを掴み、努力をし、工夫し、挫折し、読んでいてウルウルする場面もいくつかありました。
何か資格試験に挑戦しようと思っている人はもちろん、生き詰まっている人、は何かのきっかけになるかもしれません。
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